法人向け作業服をオリジナルデザインで制作する際の流れとは?

工場、運輸、清掃など多くの現場で作業服が導入されていますが、オリジナルの作業服を制作・導入することは企業イメージの表現や従業員の帰属意識の向上、安全性や快適性の向上などさまざまなメリットがあります。しかし、オリジナルの作業服をどのように導入すれば良いのか分からない方もいるのではないでしょうか。本記事では、法人向けのオリジナルの作業服の導入の流れや発注条件などを解説します。

目次

作業服をオリジナルで制作することのメリットとは

近年ではさまざまなデザインや機能を持った作業服が展開されています。そのような中で、企業独自の「オリジナル作業服」を採用している企業も多くあります。作業服をオリジナルで作成することのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

オリジナルで作業服を制作することのメリットの1つ目は「企業イメージの表現と従業員の意識変化」です。
オリジナルで制作することで、既製品では難しかった企業やブランドのイメージをより細部まで表現することができるようになり、従業員は着用するユニフォームや組織に対して愛着を持ちやすくなる効果が期待できます。そのような影響を通じて、組織に対する帰属意識や仲間意識を醸成することにつながります。

メリットの2つ目は「安全性や快適性の向上」です。
安全性や機能性を重視した作業服は多く販売されています。しかしオリジナルの作業服であれば、実際に従業員が抱えている着用時の課題に合わせて最適な機能や素材を使用した作業服を制作できるため、着用時の安全性や快適性をより高められる点もメリットです。

どのような業種・機能性の作業服が制作できるか

オリジナルで作業服を制作する場合に対応している業種にはどのようなものがあるのでしょうか。

製造・運輸・建設など様々な業種に対応できることが多い

オリジナルの作業服の制作メーカーの多くは、建設・運送・工場・警備・清掃・設備・食品加工業など様々な業種の作業服に対応していることが一般的です。自社の業種や要望に合わせて適切なデザイン・素材・機能性のユニフォームを設計してもらうことができます。

メーカーは要望したデザイン・機能などをもとに制作を行いますが、メーカーを選ぶ際には、自社が抱えている潜在的な課題の解決につながる提案を行ってくれる企業であるかが重要なポイントです。

自社の潜在的な課題解決につながる提案を行う企業は、デザインや機能など仕様面のヒアリングだけでなく、従業員が抱える課題や企業の方針、市場の状況などを踏まえた上で、最適な提案を行ってくれます。
そのため、自社の要望したデザイン・機能のオリジナル作業服が導入できるだけでなく、自社が抱えた潜在的な課題の解決にもつなげることができます。

帯電防止や難燃性など作業服に必要とされる機能にも対応

作業服に必要とされる機能は環境によって異なりますが、オリジナルの作業服の制作メーカーの多くはそれぞれの現場で必要とされる機能性にも対応していることが多いです。例えば以下のような機能に対応しています。

「JIST8118規格 静電気帯電防止規格」
建設現場・工場現場・ガソリンスタンド・ガス運輸などの現場で必要とされる機能です。防爆などにより従業員の安全性を実現するための機能です。

「IEC61340ー5ー1規格 高性能帯電防止規格」
精密機器製造メーカーの現場で従業員の安全性を実現するための機能です。

「難燃性作業服」
耐熱性・耐火性が要求される作業現場で従業員の安全性を実現するための機能です。

「フルハーネス対応作業服」
対象:建設業界・設備管理業界において、高所作業時の安全性やハーネス着用時の快適性・収納性の維持を実現するための機能です。

「暑熱対策」
夏場にすべての業種で熱中症対策のために必要とされる機能です。

「HACCP対応食品白衣」
HACCPとは、“Hazard Analysis and Critical Control Point” のそれぞれの頭文字をとった略称です。2021年6月から、原則としてすべての食品関連事業者にHACCPに沿った衛生管理が義務化したため、HACCPの基準に基づいた作業服を着用することが必要となります。
HACCPのガイドラインには、作業服そのものに対する衛生管理基準は設定されていないものの、着用する作業服は現場の衛生管理基準に基づいたものであることが求められます。

オリジナル作業服の導入の流れ

オリジナル作業服を導入する際には、以下の流れに沿って進めていくとスムーズな導入につながります。

①導入に向けた検討委員会の発足

オリジナル作業服について情報収集をはじめ本格的な検討に入る際は、導入を推進するメンバーで検討委員会を発足して進められることが一般的です。検討委員会では、オリジナル作業服の導入に必要な情報収集、要件定義、発注先選定など、導入に向けて発生するタスクを整理した上で、推進していきます。

②情報収集・導入方針の決定

委員会発足後は、導入によって解決できることや導入事例、導入の流れ、費用感など導入に向けて必要な情報収集を行います。
導入を検討するに至った自社の課題や導入の目的についても整理し、オリジナル作業服の導入によって抱えている課題が解決できるかという点についても判断します。

③企業のリストアップ・比較

導入する方針が決まった場合、企業選定に向けて要件にあった企業をリストアップします。
リストアップした企業から実際に提案を受けたり、概算見積を提供してもらったりすることで、各社の製品や価格、強みなどを比較し、どの企業が自社に最適な製品を提供してくれるか検討します。

④企業の選定

企業の選定にあたっては、リストアップした企業の中でコンペティションを行うことがよくあります。
コンペティションを実施することで各社の強みや特徴などを比較しやすくなり、適切な判断のもと企業選定を行うことが可能です。また、コンペティションによって企業間で競争が働くことで、結果として条件交渉を有利に進められることも期待されます。

企業を選定した後に、生産を開始し納品する流れとなりますが、検討開始から納品までは約1年間の期間を要します。その期間を念頭に置いて、スケジュールに余裕をもって情報収集や予算の検討、企業のリストアップなどをしていく必要があります。

オリジナル作業服の発注条件とは

オリジナル作業服を発注する際には、事前に発注条件を確認します。特に、発注量の下限があることには注意が必要です。

従業員数・予算によって発注可能数の下限があることも

オリジナルデザインの作業服は、デザインの作成、生地の調達などそれぞれの工程に一定の固定費用がかかるため、一定の規模以上の従業員数や予算でないと発注が難しい場合があります。
オリジナルデザインの発注可能条件は企業によって異なります。企業をリストアップする際には、想定される従業員数や予算を前もって伝えた上で対応の可否について確認することが必要です。

オンワードコーポレートデザインは課題解決のための最適なオリジナル作業服をご提案

建設・運送・工場・警備・清掃・食品加工などあらゆる業種の作業服に対応

オンワードコーポレートデザインは、建設・運送・工場・警備・清掃・食品加工などあらゆる業種の現場向けオリジナルユニフォームを展開しています。
オリジナルデザインであるため、既製品ユニフォームでは難しかった企業イメージを表現したデザインのご提案も可能です。
オンワードコーポレートデザインは過去60年間で約1,600社のユニフォーム制作実績がございます。
単に作業服を導入・刷新するためのご提案ではなく、オリジナル作業服によって解決できるあらゆる課題をヒアリングし、課題を解決するための解決策としてのオリジナル作業服をご提案します。

現場環境や着用者の課題に合わせた設計により安全性・快適性も向上

現場環境や着用者の課題も考慮し、最適な作業服をご提案できることも強みです。
帯電防止・高視認性、安全面の機能や通気性・動作性など、快適さに関わる機能についても、ヒアリングをもとにして必要な機能を付与した作業服をご提案します。

オリジナル作業服導入を検討されている方は、ぜひご相談ください。

以下の資料では、オリジナルユニフォーム導入を成功させるためのオンワードコーポレートデザインのノウハウを紹介しています。
オリジナルユニフォーム導入を検討している企業様はぜひご覧ください。

DOCUMENTS お役立ち資料

オリジナルユニフォームの導入推進ガイド
オリジナルユニフォームの導入推進ガイド

業界や職種を問わず、ユニフォームはさまざまな企業で使用されています。
特に昨今は、大量生産されている既製品を活用するのではなく、企業がアイデンティティを表現する手段として、それぞれがオリジナルデザインのユニフォームを制作し、活用するケースが増えてきています。既製品では表現できない企業の姿勢を示す重要な要素です。
そこで本書では、オリジナルのユニフォームの導入ポイントや流れなど導入に向けて知っておくべき情報をご紹介します。

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