採用市場の変化とユニフォーム刷新の背景
人手不足が常態化する中、採用活動においては「条件」や「待遇」だけでなく、企業の印象や働く環境そのものが重視されるようになっています。
特に近年は2024年問題をはじめとした業界全体の人材不足や多様な働き方・価値観への対応が求められる中で、「職場の見た目」「働く姿のイメージ」 が応募・入社の意思決定に影響するケースも少なくありません。
(2024年問題:2024年4月から働き方改革関連法が本格適用され、時間外労働の上限規制が物流・建設・医療などの現場にも適用されることで、人手不足の深刻化や業務効率低下、コスト増加が懸念されている社会課題のこと)
そのような背景から、オンワードコーポレートデザインには採用や人材確保を意識したユニフォーム刷新に関するご相談が増えています。
当社営業担当者の現場感としてもモデルチェンジをきっかけとして「採用力を高めたい」という課題が挙がるケースは非常に多く、提案のご依頼をいただく際には「リクルート効果の向上を目的としたい」というご要望をいただくことも増えています。
背景として多いのが、「デザインが古く、働いている姿が魅力的に見えない」「機能面が現場に合っておらず、働きづらさを感じている」といった声です。
こうした状態が続くと、「ここで働きたいと思えない」「長く続けづらい」と感じられてしまい、結果として採用や人材定着の難しさにつながることもあります。
働きやすさと印象を見直したユニフォーム刷新事例
では、ユニフォームの刷新は実際にどのような変化をもたらしているのでしょうか。
ここからは、サービスサイトに掲載されている事例をもとにご紹介します。
小売業|株式会社ヤクルト本社様
ヤクルト本社様は、2020年10月にヤクルトレディの冬制服を15年ぶりにモデルチェンジしました。
全国で約31,000人のヤクルトレディが着用し、より快適な働きやすさを実現するとともに、ヤクルトレディおよびヤクルトグループのさらなるイメージアップを目指します。
「毎日会いたくなるような、親しみの持てる元気で明るいヤクルトレディ」をテーマに、「清潔感」「さわやかさ」「明るさ」を感じさせるデザインを採用しました。
またヤクルトレディからの要望が多かった「軽量化」「着心地の向上(ストレッチ性)」「保温性の強化」に重点を置き、素材を改良しました。
ジャケットとスラックスの重量を従来品より20%軽減し、ストレッチ性を2~4倍向上させることで、動きやすさを大幅に改善しました。
また、ジャケットには、体から発せられる遠赤外線を熱に変換する「蓄熱保温裏地」を採用し、寒冷環境でも暖かさを保てるよう工夫しています。
飲食業|株式会社新宿高野様
株式会社新宿高野様は、創業140周年を機に、新ユニフォームを製作し2025年6月1日から着用を開始しました。
このリニューアルは、長年培ってきたブランドイメージのさらなる進化と、より働きやすい環境の実現を目指して実施されています。
今回の新ユニフォームは、果物をもつ色彩に着想を得た印象的な色使いが特徴です。
ジャケット、ベスト、男女兼用パンツを新たに採用し、シャツ、スカートと合わせて計5アイテムを展開しました。気温や作業環境に応じた6通りのコーディネートが可能です。
汚れやすい袖口対策として、コックコートの袖口は目立たない濃色のリブ仕様にしました。また、異物混入に配慮した仕様の工夫を施しています。
ブラウスはゴム入りに、ジャケットは9分丈とすることで、作業時の快適性を確保しています。加えて、しゃがむ動作が多いことを考慮し、ボトムスのウエストをゴム仕様にすることで、着用時のストレスを軽減しています。
建設業|東鉄工業株式会社様
東鉄工業様は、80周年記念行事の一環として、33年ぶりに制服をリニューアルしました。 2024年10月1日(火)から着用を開始し、あわせてグループ会社にも展開していきます。
毎日着用する制服を刷新することにより、従業員のエンゲージメントを高めることと、より難易度の高い工事に挑戦できるより良い環境づくりを目的に、リニューアルの実施に至りました。
新制服のポイントの一つが素材による機能性の向上です。
冬用ブルゾン・パンツは、現行制服比で伸長率(ストレッチ)1.5倍を実現。軽量・高耐久などの特徴がありながら、保温性に優れています。
夏パンツは現行制服比で伸長率(ストレッチ)3倍、通気性1.5倍を実現。高通気性、速乾性、防透性、吸汗性を兼ね備え、暑い季節も快適に過ごせます。
「究極の安全と安心の追求」はもとより、「誠実なCSR 経営の推進」「人を大切にする企業風土」「環境への取組み」などの意味がこめられたコーポレートカラー“シンシアグリーン”を際立たせ、自信や信頼感を表現するデザインを目指しました。
ユニフォーム刷新がもたらす価値とは
これらの事例に共通しているのは、ユニフォーム刷新が単なる「見た目の変更」にとどまらず、働きやすさや企業イメージの再設計として捉えられている点です。
一般的にユニフォーム刷新によって期待される価値としては、次のような点が挙げられます。
スタッフの働きやすさ向上
業務内容に合った機能性や着心地の改善は、日々のストレス軽減につながります。
機能性・快適性の改善
動きやすさ、温度調整、耐久性など、現場視点を反映した設計やデザインが可能です。
ブランド統一による印象管理
働く姿そのものが、企業の姿勢や価値観を伝える要素になります。
従業員の声を反映したデザインプロセス
現場の意見を取り入れることで、納得感のあるユニフォームづくりが実現します。
これらはあくまで一般的な考え方ではありますが、採用や人材確保を検討する上で、「働く環境をどう見せ、どう感じてもらうか」を見直す一つの手段として、ユニフォーム刷新が検討されるケースは増えています。
採用課題に向き合う企業こそ、ユニフォームを見直す
人材の不足や多様性を尊重する対応が求められる今、ユニフォームは企業の姿勢や働きやすさを伝える重要なコミュニケーションツールの一つです。
採用活動や職場環境の改善を検討する際に、「ユニフォームが現状の課題に合致しているか」を見直すことが、新たな解決策への一歩につながるかもしれません。
ユニフォーム刷新を検討中の方へ
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